朝日岳方面遭難対策協議会

遭難救助訓練@黒菱山

雪洞を掘る救助隊員の様子
実施日
2006年3月11日、12日
場所
焼山・黒菱山周辺
訓練内容
  • 周辺地形把握
  • 幕営訓練(雪洞泊)
  • 雪崩れ埋没者捜索訓練
コース
11日:大平~焼山~黒菱山
12日:黒菱山~大平
参加者
谷口隊長、谷隊員、大和隊員、清水隊員、広田和隊員、藤岡隊員、水口隊員、平野隊員(入善署)、谷口隊員(入善署)、田辺(黒部市民病院)、清水(朝日小屋)、板川(朝日消防)、渋谷(県ナチュラリスト協会)

訓練記録

3月11日 天候 晴れ

6:30
朝日町役場集合、装備点検
8:15
大平(標高100m)出発
9:25
林道370m付近、杉林より尾根に取り付く
11:05
標高690m地点、昼食
12:25
標高900m、焼山のコル着
13:25
標高920m、雪洞構築地点を決定(930mピーク手前)
13:30
雪洞構築開始
16:30
雪洞(13人分)完成

3月12日 天候 雪

9:30
920m地点出発
10:30
黒菱山頂上付近着
11:00
視界悪化のため大平へ引き返すことを決定
12:15
焼山付近にてビーコン、ゾンデによる捜索訓練
14:00
林道に合流
15:00
大平集落到着
15:40
朝日町役場到着、解散

反省

今回の訓練は、大平~黒菱山~南保というコースの把握と、雪洞を構築することによる生活技術の向上を目的として計画した。予定コースは、大平~焼山~黒菱山~南保富士~南保であったが、2日目が雪とガスのため黒菱山から南保富士にいたるルートがわからなくなったため、大平へ引き返した。当時、雪とガスで視界はほとんど利かず、時間もロスしていたことからこれはよい判断だったと思う。

雪洞の構築に関しては、参加人数が13人と多かったにもかかわらず、十分なスペースを持つ立派な雪洞が掘れたと思う。しかし、1日目の行動が終了したときに雪洞の作成ばかりに集中するのではなく、2日目のルート確認をしておくべきであった。この点は大きな反省材料である。