夏山事前パトロール3日目
2008-07-13
朝日岳方面遭対協の夏山事前パトロールは明日14日までですが、私的には最終日の3日目。朝日小屋を出て、朝日岳山頂を経由して蓮華温泉までの行程です。初日に蓮華温泉を出発しているので、ぐるっと一回りしてきたことになります。
3日目にしてようやく晴れて初めて、視界があります。:-)
朝日岳を越えて、蓮華温泉へのルートと日本海へのルート、栂海新道との分岐である吹上げのコルにて、栂海新道組と分かれて、3人で蓮華温泉を目指します。吹上げのコル周辺はかなり残雪の量が多く、ほとんど夏道は出ていませんでした。その後、夏道がぼちぼち出始めてからも、道が崩れているところも結構あって、なかなか通過するのは難しい状態です。雪の上での行動に自身のない方は、雪が解けるのを待ったほうがいいでしょう。
五輪高原あたりで雪ともおさらばしてひたすら下っていきます。途中、ニンニク(何)とか探したりしつつ、下っていくと白高地沢です。夏のシーズン中は橋がかかっているのですが、今週はまだかかっていませんでした。なので、太もものあたりまで川に入って渡渉しました。来週末あたりには橋はかかっていると思いますが、心配ならば関係筋に問い合わせてから出かけたほうがいいでしょう。
白高地沢を渡ってしばらく行くと瀬戸川を渡りますが、こちらは立派な永久橋がかかっているので安心です。ここらあたりが一番標高を落としたあたりで、ゴールの蓮華温泉へは登り返す必要があります。暑さもあってふらふらになりつつ、平馬の平に到着。なんだか暑苦しい湿原です。:p)
だらだらと、もうひと登りでゴールの蓮華温泉です。蓮華温泉に到着して5分ほどすると役場から迎えの車がやってきました。蓮華温泉の内湯で汗を流して今回のパトロール終了。
この記事の URL : http://asahi.sounan.org/patrol/2008/07/p20080713a.html
夏山事前パトロール2日目
2008-07-12
朝、起きても強風はやまず。ガスが濃く視界も悪い。意を決して白馬岳山頂へ向けてスタート。上では20mほど吹いていました。三国境を過ぎるとやや弱まるのはいつものことなので、そこまでは我慢。鉢ヶ岳の巻きに差し掛かるころには一時的に視界が回復。ベンガラでマーキングするのに好都合でした。途中、数箇所ピッケルやスコップで雪渓をカットする場面もありました。
雪倉の避難小屋で休憩の後、雪倉岳へ。山頂では昨日の白馬岳同様、雷鳥が出迎えてくれました。今回は悪い天候の中での行動なので、雷鳥もよく見かけます。
マーキングしつつ、雪倉を下り、赤男の巻きの入り口あたりのいつもの場所の隣で昼食。いつもの場所はまだ雪渓が残っていて使えませんでした。
小桜が原あたりの雪渓はさほど多くありませんでしたが、頂上回りの道といわゆる水平道の分岐を過ぎて水平道へ入ると雪は多いです。まだ通過に危険な箇所が多いので水平道は通行止めとします。
なんだかんだと疲れて、朝日小屋に到着。ビールで乾杯して2日目が終わりました。
この記事の URL : http://asahi.sounan.org/patrol/2008/07/p20080712a.html
夏山事前パトロール初日
2008-07-11
蓮華温泉から、白馬大池を経由して、白馬岳を越えて白馬山荘に入るだけの日なので、特に作業はなし。大池より小蓮華の稜線に出ると風が強くて寒い。雨は降っていないもののカッパを着ないと寒い。かなり湿っぽいので、カッパを着るのが吉。
三国境を越えるとかなりの強風。どうにか雨には会わずに白馬山荘到着。30分後に土砂降り。ぎりぎりセーフでした。
いろいろ歓待を受け就寝。夜間風の音がすごかった。
この記事の URL : http://asahi.sounan.org/patrol/2008/07/p20080711a.html
ヘリの訓練
2008-07-05
富山空港にある富山県警航空隊にお邪魔して、ヘリを使った救助についてのレクチャを受けて来ました。
ヘリは便利ですが、ヘリへの接近の仕方ひとつ間違えただけで大変な事故になることもあることなど、色々教わり大変ためになりました。
みなさんも何かの機会で、ヘリに近づくことがあれば、必ずパイロットから見える前方から接近しましょう。後方からだと、首から上がなくなることもありますよ。
この記事の URL : http://asahi.sounan.org/patrol/2008/07/p20080705a.html