朝日岳方面山岳遭難対策協議会の概要
朝日岳方面山岳遭難対策協議会は、それまで山小屋や山岳関係者の手で遭難救助が行われていましたが、昭和40年にあいつぐ遭難事故が発生したことから、山岳関係者から遭難時の救助活動に迅速に対応できる山岳救助隊の設置を望む声が高まり、同年12月に山岳における遭難防止や遭難者の捜索・救助活動を目的に町をはじめ警察や山岳関係者により結成された歴史ある団体です。
設立当初には16名の隊員により山岳救助隊が編成され、これまで約50名の方が山岳救助隊員に委嘱され、遭難の未然防止や遭難時には積極的に救助にあたり多くの尊い命を救ってきました。
今年も、本格的な夏山シーズンを迎えるにあたり、当協議会では、警察をはじめ山岳団体等の指導、協力を得ながら救助訓練や夏山パトロールを実施し、救助活動に万全を期していきたいと考えています。
登山者の皆様には、朝日岳、白馬岳が有する大自然のパノラマを存分に味わっていただき楽しいひと時を過ごしていただきたいと願っています。
なお、登山時には万一に備え必ず登山届を入善警察署又は北又小屋に提出し、家族又は知人などにもあらかじめ行先を伝えておきましょう。