谷口式レスキューバンド
2009-02-16
2月14、15日と宇奈月方面遭難対策協議会と合同で救助訓練を行ったのですが、16日は消防署員を講師に迎えて、救急処置の講習会を行いました。講習会の後、富山県警山岳警備隊の谷口隊員考案の谷口式レスキューバンドを朝日岳方面遭難対策協議会でも製作したので、それをお披露目しました。
ということで、このサイトでも谷口式レスキューバンドのご紹介。以下、谷口式レスキューバンドのことを谷口式と略します。
遭難者にクライミングハーネスを装着し、谷口式のスリング側をハーネスのビレイループに取り付けます。ヒバリ結びなどがよいでしょう。
次に谷口式のカラビナ側はハーネスのレッグループにかけます。
ザックを担ぐように、谷口式に肩を入れて遭難者を担ぎ上げます。
谷口式と同様にして、スリングとカラビナのみをハーネスに装着して担ぐことも出来ますが、スリングのみだと肩に食い込んでかなり苦痛ですが、スリングにホースを被せることによりかなり快適に担ぐことが可能になります。
さらに、手元にある装備を工夫することでヘリのホイストによる釣上げなどにも対応できます。ロングスリングを使って簡易チェストハーネスを作ります。
チェストハーネスを谷口式の途中のスリングにかけることで、安定した吊上げが可能になります。
最後に、県警警備隊谷口隊員直筆の設計図をアップしておきますので、興味のある方は製作してみてください。
- 谷口式レスキューバンド設計図(jpg 約120KB)
この記事の URL : http://asahi.sounan.org/patrol/2009/02/p20090216a.html