ヘリによる救助講習会
2007-07-01
6月30日に、県警航空隊の高橋さんを講師に招いて、役場にてヘリによる救助講習会が行われました。以下簡単ですが、メモったこと。
ヘリへの連絡事項
- 山域、山名、地名などを伝える
- ヘリの搭乗員が遭難者、救助者を判別しやすくするために服装の特徴などを伝える
- 事故の概要、遭難者の怪我の状態や意識レベルなどを伝える
- 現場の気象状況(視界の有無、風向風速など)を伝える
- 現場の広さ、障害物の有無を伝える
ヘリ到着前に
- 飛散物の除去
- 可能であれば吹流しをヘリ着陸予定地の風上に設置(ビニールヒモ、バンダナ等で代用も可)
- 関係者以外ヘリに近づかないよう周辺の登山者に注意喚起すると同時に、近寄る人がいないか見張りを立てる
ヘリの誘導
- 着陸予定地の風上側、操縦者から見える位置に立って誘導する
- 強風時や乱気流がある場合は、誘導よりも自身の安全を優先する
ヘリへの遭難者の収容
- ヘリに近寄る場合は、操縦者から見える位置から
- ヘリコプターの後部には絶対に近づかない
- 現場が斜面の場合は、片足着陸のときがあるが、ヘリの山側斜面はメインローターが地面に極めて近いので上から近づかない
ホイストによる吊り上げ
- ホイストのフックは、いきなり手で掴まずにいったん地面に接地させてから掴むとよい(静電気で感電する場合がある)
- 現場に着陸不可能な場合は、ホイストによる吊り上げを行うが、遭難者に意識がない場合や、肋骨骨折している場合はサバイバースリングを使用しない。金山式ハーネスなどを使用。
nyama
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